アルツハイマー型認知症の原因として遺伝などの私達にどうしようも出来ない事象もありますが、実は食事が大いに関係する可能性がある事がわかっています。アルツハイマー型認知症患者の発症までの食事の傾向を調査してみると、魚や野菜は食べずに肉類だけ食べるといった極めて強い偏食や、不規則な食事時間、また食事の代わりにお菓子やケーキ食べる、極めて小食等の食生活の異常な乱れや、異常な食事の習慣性があり、さらにこうした異常な食生活の乱れが若いうちから習慣づけられていた事も判明しています。また調査は日本に限らず、世界的にも同じ事が言えるとされています。
こうした調査結果からアルツハイマー病患者と健常者の食事の栄養素を見ると、アルツハイマー病患者はお菓子やケーキが食事代わりで摂取栄養素が脂質と糖分ばかりで、ビタミンBやビタミンC、βカロチン、カルシウム、鉄などのビタミンやミネラルが少なく、また肉ばかり食べて魚を食べないので不飽和脂肪酸の摂取も足りないとされています。
遺伝的にアルツハイマーになる危険性があっても、ビタミンやミネラルの摂取バランスがよいと発症しない事もあります。またアルツハイマーが初期症状であれば、魚を多く食べるようにしていると症状が緩和したり、完全に治って普通の生活が可能になる事もあります。
食生活の乱れはアルツハイマーだけでなく、糖尿病や動脈硬化の予防にもなります。またアルツハイマー患者は血中のカロテノイドの濃度が低い事がわかっており、カロテノイドの補給を常に意識していると予防になると考えられます。
カロテノイドはβカロテンやリコピン等なのでこれらを含む緑黄色野菜と、魚、またミネラルが豊富な海藻を意識して取るとよいとされ、日本食は理想的な予防食になります。