アルツハイマーの中期・後期症状

アルツハイマー

アルツハイマーの中期・後期症状

知的能力の低下は2~3年前から現れはじめる

アルツハイマー型認知症には初期症状と言われる、軽度の人格変化や日常にさほど問題がない程度の軽い物忘れ、不安、妄想などの軽度認知障害が、知的能力の低下の2~3年前から現れはじめ、この初期症状で早期発見できずに症状が進行すると、中期症状、後期症状と言われる段階で病気が進行します。

初期症状から中期症状へ移行すると、初期症状で見られた加齢によるもの忘れとは明らかに異なる病的な記憶障害が際立つようになり、自転車に乗るなどの身体が覚えている技能的な記憶が失われて、時間や場所がわからなくなる見当識障害が起こり、いわゆる徘徊や、重度の妄想、失禁などがみられ認知機能が著しく低下し、日常生活が周りの助けや介助なしには行えなくなります。

中期症状になると眼球を思うように動かせなくなるバリント症候群が現れて視線が定まらずうつろになりがちになります。また片側の刺激にまったく反応しなくなったり、鏡に映った自分を他人と思いこんで話しかけるなど明らかに異常な行動があらわれるので、この時期に家族に連れられ病院に診察に来る事が多いですが、中期症状になっていると、その後の症状の進行が早くほとんどの場合手遅れになってしまう事が多いです。

アルツハイマー病が中期から後期に進行すると、着衣や食事、排泄等の基本的な身の回りの事すら自分で行えなくなります。オウムのように繰り返し言われたことをいう反響言語が見られ、家族の顔も認識できなく、会話は成立しなくなります。感情がほとんど失われて自発性も全く無くなる為、1日をボーっと過ごすようになります。身体機能も衰え、歩行だけでなく座る事も困難になり寝たきり状態になって、免疫力も低下している為、風邪等の感染症にかかりやすく、そのまま死に至る事も多くあります。

発症から死亡までは早い人で2年、長い人は15年を超えるとも言われていますが、平均で3~5年で亡くなる事がほとんどで、歩けなくなってからは半年程で亡くなってしまう事がほとんどです。

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