一般にアルツハイマーは高齢者、特に50~60歳の人がなりやすいと言われているが、これは年を取るにつれ老化で細胞数が減っていて80歳の平均細胞数は20歳の人の3分の2に減少していると言われています。この為脳の細胞数も減っておりアルツハイマー型認知症になりやすいということですが、その他にも生活習慣病と言われる高血圧や糖尿病、また高脂血症などの人はアルツハイマー型認知症になりやすいと言われていています。
また脳卒中、脳梗塞などの脳血管障害を起こしたことのある人や、運動をあまりしない人、普段から頭を使わない人、偏食で栄養の偏りがある人や肥満の人、喫煙者や過剰なストレスに普段からさらされている人、無趣味で何かに熱中しない人等は特に高齢になってからアルツハイマー型認知症になりやすいといわれています。
またお酒に弱い人や、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人もアルツハイマーになりやすいと言われています。アルコールの分解は、体内のアルコール脱水素酵素とアルデヒド脱水素酵素の2種類の酵素の働きによってなされます。アルコール脱水素酵素がアルコールを有毒なアセトアルデヒドに変化させ、アルデヒド脱水素酵素がアセトアルデヒドを酢酸にして無毒化します。このアセトアルデヒドが、お酒を飲んだ際に顔が赤くなったり頭痛や吐き気、また二日酔いの原因でアルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人はお酒に弱いと言え、日本人はもともとアルデヒド脱水素酵素の働きが弱い傾向にあります。
アルデヒド脱水素酵素は遺伝子によって決定されていますが、この遺伝子の有無とアルツハイマー型認知症の発症の傾向を調べたところ、遺伝子を持っていない人の方が伝子を持っている人よりも1.6倍発症率が高い事がわかりました。しかし、この遺伝子が原因となる要因は極めて稀で、遺伝子の有無よりも上記の生活態度や性格的問題が原因となって発症する確率の方が極めて高いといわれています。