アルツハイマー型認知症は高齢者の病気であると考えられていましたが、近年では若年性アルツハイマーとして10代や20代でもアルツハイマー型認知症になる事がわかり、現在日本で10万人前後いるとされ、働き盛りである40から50代の若年性アルツハイマーが増加しています。
アルツハイマー型認知症の主な原因はβアミロイドによる老人斑、脳の萎縮によるものとされていますが、若年性アルツハイマー型認知症の場合は遺伝による事が少なくありません。また若いので細胞等の活動が早く、病気も進行しやすいので症状の進行がはやく、重くなりがちなのが特徴です。
若年性アルツハイマー型認知症の原因となる遺伝子もいくつか特定されており、両親のどちらかが若年性アルツハイマー型認知症を発症している場合や、親族に二人以上若年性アルツハイマー型認知症を発症している場合は病院で遺伝子検査が行えるので、不眠や仕事の作業効率、集中力低下の症状がある人は早期発見、早期治療の為にも検査をしておく方が良いとされています。
また遺伝以外にも、脳の外傷や腫瘍、HIVの感染や、薬物、パーキンソン病、脳血管障害も若年性アルツハイマー型認知症の原因になり得るとされています。
治療法は、原因や症状によって様々で、遺伝の場合も、通常のアルツハイマー型認知症と同じ治療法になりますが、脳の異常や他の病気が原因で若年性アルツハイマー病を発症しているようであれば原因となる病気の治療と並行してアルツハイマー病の治療が行われます。
若年性アルツハイマー型認知症は、知能低下や日常生活の支障が大きく、本人だけでなく家族等の近しい人の心のケアも必要です。